災害が起きた時、家族とペットが安全に避難できるように日頃から話し合い、準備しておきましょう。

まずは『家族全員が無事に避難し、そこにペットがいること！！』

 飼い主が無事であって、動物を守ることができます。

 

🐾家族みんなで備え🐾

災害は、いつ、どんな時に起こるか分かりません。

家族みんな一緒の時、お出掛け先、みんなが別々の場所にいる時。

ペットと家族が一緒の時、ペットだけでお留守番の時、

今、災害が起こったらどうする？

　　○家族間の連絡方法、集合場所

　　○非常持ち出し袋など備蓄品の保管場所と中身の確認

　　　持ち出すものに優先順位をつけ、すぐに持出せる場所、あとから取り出せる場所と保管場所、

　　　運び出す方法と考えておきましょう。

　　　備蓄品も季節によって防寒対策等変わってきます。

　　○ペットをどう守り避難させる

　　○飼い主が留守中の災害時の対処法

　　　ご近所さん・散歩仲間・飼い主さん同士など協力し合える仲間を作って防災について話し合って

　　　おきましょう。

　　○避難所までのルート確認

　　　危ない所はない？

　　　小さなお子さんのいる家庭では一緒に歩いて、ガラスの破片が落ちそうな場所、落下物のありそうな

　　　場所、火災の発生しそうな場所など危ない場所はないか確認しながら集合場所まで実際に行ってみると

　　　はぐれてしまった時の対策にもなります。

 

🐾🐾同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットと同行し、避難所まで安全に避難することです。🐾🐾

 

🐾ペットのための備え🐾

～いざという時の為に、首輪などを付けておきましょう～

《身元確認》

　　【犬】鑑札・狂犬病予防注射済票・迷子札・マイクロチップ

　　【猫】迷子札・マイクロチップ

　　　　猫の首輪は引っかかりを防止するため、力が加わると外れるタイプがおすすめです

 

～大勢の犬猫と一緒になったり、ケージに入ったり、少しでもストレスにならないために～

《しつけ》

　　【犬】

　　　　○「待て」「お座り」などの基本的な号令に従う

　　　　○ケージに嫌がらずに入る

　　　　○トイレは決められた場所でする

　　　　○不必要に吠えない

　　　　○人や他の動物を怖がったり攻撃的にならない

　　【猫】

　　　　○ケージやキャリーバックに嫌がらずに入る

　　　　○人や他の動物を怖がらない

　　　　○猫用トイレで排泄する

 

▲避難袋チェックリスト▲

避難所では人に対する準備はされていますが、動物に対する備えは飼い主の責任です。

優先順位をつけて、準備をしましょう。

　　①命や健康にかかわるもの

　　　□処方食・療法食　　□水（5～7日分）　　□食器

　　　□薬・医薬品など病気にかかわるもの

　　　□フード（5～7日分）　□首輪・ハーネス・リード

　　　□おやつ（慣れないところで食欲の低下・気を紛らわせるときに）

　　　□その子の匂いのついた物（タオルなど）

　　　□ガムテープ（ケージの補強などに）

 

　　②飼い主・動物の情報

　　　□飼い主の連絡先

　　　□動物の写真と飼い主が一緒に写っている写真

　　　　　（保護された時、飼い主を特定するのに役立ちます）

　　　□予防接種・既往歴など記載したもの

 

　　③ペット用品

　　　□ペットシーツ・猫砂　　　□排泄物処理袋　

　　　□ティッシュ・ウェットティッシュ　　□タオル

         □ごみ袋　　□おもちゃ　　□洗濯ネット（猫を入れる）

 

　　🌼携帯電話に、薬（人用も動物用も）・動物の写真を保存しておきましょう

 

避難所では、動物の好きな人、嫌いな人、動物のアレルギーを持ってる人、子供やお年寄りなど様々な人との共同生活になります。また、動物好きで不用意に手を出しかねない子供など、怪我やペットの逃げ出しなどのトラブルの原因になります。

普段よりも周りの方々に配慮し、飼い主同士が協力しあい動物が受け入れられやすい環境をつくっていきましょう。

 

🐾健康管理🐾

災害時は人も動物も多大なストレスを抱え、免疫力が低下したり体調を崩しやすくなります。

動物の排泄物等は速やかに処理し出来る限り衛生に注意しましょう。

動物も、いつもと違う環境で不安を感じています。体調の変化や様子の変化に気をつけましょう。

 

○エコノミー症候群　

 　車中避難では車内のような狭い空間で長時間じっとしていると、足の血の流れが滞って小さな血の塊ができ、それが肺などに詰まるとエコノミー症候群になる危険性があります。定期的に車外に出て体を動かしたり、水分をこまめに摂って血のめぐりをよくするように心がけましょう。

○熱中症対策　　

　晴天の日にかぎらず、曇空や外気温がそれほど高くない日でも、車内温度は思ったより上昇します。換気や水分補給を十分に行うようにしましょう。

  日よけに農業用遮光ネットが、光を遮断して風は通るのでおすすめです。

 

《リンク先》

NPO法人　アナイス―動物と共に避難する―

環境省　ペットを守ろう　防災対策

久喜市　指定緊急避難場所・指定避難所